ある高齢過疎集落の想い
土日は議会報告会でした
中でも移住促進のモデル地域となった地区では、行政への要望以前に自分たちの危機感やその中での取り組みがあって、それでもぶつかった壁があり協力を求められています。具体的には移住したい人が居てもマッチする空家がない。
ひとつは農地付きの家は農地を切り離して売るか農家でないと買えない点。
修繕にお金がかかりすぎるか、貸せれる所は家賃が案外高い点。
移住先進地では行政がバックアップして移住住宅を作っていたりする。そうでもしなければ集落が維持できないという危機感が行政や議会、住民と共有されているからこそと思います。
モデル地域の掛け声だけでなく、実際に支援がついてきて成果が目に見える事でしょう。
軽自動車税増税の痛み
対話で、又聞きで、お電話で・・・。
いま一番多く聞こえている声は
「なぜこんなに軽自動車税があがっているんだ」
これにつきます。
みなさんのところにも軽自動車税の納税通知書が送られてきたと思います。今回どれくらいあがったかを通知書の中に書いてくれているので載せておきます。
一番多いと思われる4輪乗用(自家用)で7,200円から10,800円へ1.5倍です。
更にひどいのは13年を越えているクルマは2割増の12,900円になっています!
あまりの痛みにどこかに訴えなければ収まりがつかなかったのでしょう。上で決まったことを「はいそうですか」と聞くだけの議員なら要らないとおっしゃってました。
情報を知っていて、お金に余裕のある人の中には平成27年3月31日までに新車を購入した人もいるかもしれません。その人たちの場合は登録から13年経つまでは今までの税率が適用されます。
なぜこんなことになっているのか
端的に申し上げれば、長年海外から日本の軽自動車税は優遇され過ぎじゃないか(そのせいでウチの車が売れない)と圧力がかかっていました。それにくわえて消費税増税が議論されている中で「自動車は購入時に消費税を払って取得税も払っている。二重払いじゃないか」(消費税が上がったら車が売れなくなるから取得税をなくしてくれ)との業界からの圧力があり、消費税10%を可決したい政府はまず取得税の廃止を約束しました。そのせいで不足してくる税収を以前より指摘のあった軽自動車税の増税でまかなおうとした訳です。
⬇関連記事
軽自動車増税 軽くない負担/大手は喜び “庶民の足”苦境(このときのスズキの会長はかっこよかった)
一般社団法人 全国軽自動車協会連合会 - 報道・トピックス(都道府県別、世帯あたりの軽自動車普及率)
どこをむいているのか
アメリカ、大企業の言うことばかり聞いて、庶民や地方には目もくれない(見てると言っても口だけ)
日々の仕事や暮らしに移動手段としてどうしても必要だから、大変な中でもなんとか軽自動車を所持している実態をどれだけ理解しているのか?地方の声を響かせなければ!
そもそも消費税そのものが、低所得のひとほど負担割合が高くなる不公平税制です。この間、日本のGDPは横ばいなのに超富裕層の収入は増え続けています。これは単に政治の仕組みとして所得の再分配が機能していないことを証明するものではないでしょうか?
おまけ
http://www.sanyonews.jp/article/277531(新しい取り組み例)
選挙フェスを見て感じたこと
選挙の3ヶ月前から始めた
フクシマから2年、答えどころかごまかしとしか思えないような言葉があふれる中で、正しく恐れ確かな希望をつかみたいと思っていたあの時、一人の若者として自分の言葉を伝えたいと参議院選挙に立候補した三宅洋平。あのとき、ネット中継で彼を見た。一人の人としての正直な言葉にただただ共感した。まず自分のすべてをありのままにさらけ出していた。それは原発をなくしたい、争いをなくしたい、そういった思いを繋いで行くコミュニケーションによって作り出されていた。それはミュージシャン、アーティストであった彼の経験に裏打ちされた表現であったかも知れない。でもそれは狙って出来たものじゃないだろう。3ヶ月前に決意して、そこから資金集めをして人に協力を願って、急速に”政治”について勉強してたどり着いたありのままの姿だったろう。
ちゃらんけ
とことん話し合おうと言う姿勢。あきらかに自分と違う主張をしている候補者とも話し合おうとする。それは本当に人間性の主張だった。
疑うことは簡単だ。信じることは難しい。
コミュニケーションをとろうとせず、自分と違うから否定する立場はそこから何の努力も必要としない。一歩踏み出して繋がろうとした時、解り合えるとこまでの努力もそこから先お互いの信頼関係を続けて行くことも大変なことで・・・、でも中国や韓国などの外国の人と友達になったらその国に銃を向ける自分の国をどう思う?やめろ、やめてくれって思う。
権力者は大衆を誘導する時に不安を利用する。分断を巧みに行なって孤立化させて行く。僕らはそれに対して繋がることで対抗して行く。
僕たちの言葉が政治に届かない?
三宅氏は他の当選した自民党議員より多い17万票の個人票を獲得していたにもかかわらず、得票の多い政党の候補者が当選する比例代表のしくみでは落選した。こういった少数の声が国会に届かないと言うのは民主主義の制度として日本の選挙制度はその機能をちゃんと果たしているのかと疑問に思えてくる。1票の格差を理由に定数を削減する選挙制度改革にも疑問を感じざるを得ない。